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3月15日 道具の正面

  • 2025年3月15日
  • 読了時間: 1分

 今日の稽古で1つの学びを得た。

それはとても基本的なことだけれど道具、わかりやすく茶碗の正面はなぜ大切にしないといけないのかということだ。

僕の稽古場では茶碗を回す際に90度90度回すように指導している。

これは、僕自身実践していることでそうすれば正面を崩すことがない簡単な理屈である。

少し点前に慣れてくると先生から90度回すのは初心者にわかりやすく教えることと話されることもあると思う。

僕も学園時代にそういう教えを受けたしそれに対して別段思うことはない。

予防線を強く引けば僕個人の考えでは正面を崩す可能性が1%でも増えることを考慮すれば

愚直に90度90度でいいと思う。

 僕にとっての侘びの定義では「道具」=「亭主」であって

亭主は言葉で伝えられないことを道具で伝える。

物言わぬ道具に亭主の思いを乗せること、そしてそれを客が汲むことが一座建立につながると僕は信じている。拈華微笑の再現かもしれない。

だからこそ、こと茶碗の回し方について僕はいつまでも初心者でいいと思うのだ。


松永 泰輔

 
 
 

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