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祖母の事

  • betrayer200go
  • 6月12日
  • 読了時間: 1分

 僕の祖母は昭和10年に小田原で生まれた。

父は漁師で、兄姉弟二人妹の6人兄弟(おそらく)、曰く結構いい生活をしていたらしい。

そんな彼女の転機は父が亡くなってしまったことだろう。

40歳前後だろうか、大黒柱を失った一家はてんやわんやだったらしい。

当初祖母はどこかへ養子としておくられるはずだったらしいのだが、母が猛烈に拒絶し

本家との関係を悪くしながら女手一つで家族を養ったらしい。

いつごろからか戸塚区(栄区)へ移ってきたようで、僕も幼いころ小菅ヶ谷のばあちゃん

として記憶に残っている。

 とはいえさすがに働かないと苦しかったらしく祖母は女中として働いたらしい。

そこで当時大工として仕事に来ていた祖父と出会い後に結婚することとなる。

このころ公田町へ越してきたらしい。

おもしろエピソードとしては、祖父は当初祖母のことをその家のお嬢さんだと思っていたらしいことと、デートの際に祖母は当時500円したあんみつを3杯も食べてあきれられたらしいことか。

全て祖父が亡くなった後祖母から少しづつ聞いた話なので間違いもあると思うけれど、

子供のころよく聞かされたいい思い出である。



 
 
 

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